手抜きカツ丼



手抜きとかこのブログの前提事項ではないかとか言われてもその通りなんだが、まあカツ丼みたいに一旦揚げてからヘチマみたいなやつはとにかく面倒くさい。そんなものが食いたければ黒猫急行行って唐揚げのアヒージョ食べれば十分に満足できる。

まあそれでもカツ丼っていうのは朝食べたくなるものだし、出勤前にパパっとカツ丼食おうみたいな話。手抜きだからと言ってその分美味しさ減ってたら何の意味もないし、真面目に作るよりも美味えぞザマあ!!!!!!!!っていうのがこのブログですのでね。

今回はロース1キロの塊(値段がアタマおかしい)があったので、それをスライス。

筋も切っといた。

ロース、これくらい安ければ買う。あと、いちおうロース売り場は確認したほうが良くて、下の写真のような霜降りのヤバいやつがたまにおちてるので、こういうのを見かけたらおさえる。(しかもそれが熟成割引になっててラッキー。)っつっても年に1回見るか見ないかくらいの頻度でしかこのレベルのやつは見かけないけど、とにかく美味いので、見たら借金背負ってでも買おう。

玉子を溶いて小麦粉だヘチマだ、たかがカツを揚げるだけで面倒くさいこと言われますよね。ズカシドットコムでは肉にパン粉をいきなりぶっかけて、はい終了。パン粉かけるだけで十分。衣を食いたいなら別だけど、衣なんか薄くていいし。手間かけないと気が済まないなら、手間をそのまま刺し身で食っとけ。

フライパンに油。死ににくいらしいのでオリーブオイル。こんくらいで十分。

強火で温めたら、パン粉伸ばしたおにく。

弱火にして当分放置。ひっくり返してこうなってる時点で、勝利確定ですおめでとうございます。

反対側も弱火で気が済むまで焼いてまな板に。

とんかつで食べるならこれくらいになるまでしっかり焼いたほうがいいかもだけど、カツ丼はまだまだ火を通すので写真くらいの雑なやつで大丈夫、しかもこの時の火入れとかで味が左右するような繊細な食い物でもない。エロピン。エロいピンクの略だ。とは言え、なんか頑張って小麦粉やら玉子やら一生懸命つけた面倒くさいカツ丼より断然サクッとしちゃったりしてるのでウケる。

もちろん加熱足りなくて危険なので調味料たるタマネギとともに加熱。さっき「揚げ」てたフライパンを洗ったりなどせず、そのっまま使用。洗い物増やしたら美味しくなるみたいな辛い考えはやめよう。

本つゆ25と味醂25足して火にかける。

豚まだ焼けてないし、蓋しといた。

卵行きますね。

まずは白身を。

蓋して放置。白身を固める。

こっからが本番。

黄身を入れて蓋。白身は火を入れまくって大丈夫だけど、黄身はデリケート。絶妙の瞬間を待つ。

この瞬間を捉えられるかどうか。黄身が完璧に美味い数秒間。火は通っているが、生卵のような甘さ。


完全無修正写真集はこちら。(こっそり見てください)







ヒレで5人前

一口サイズに切る。

パン粉ぶっかけて、たっぷりの死ににくいい油で焼く。

タマネギ。

本つゆとみりんをこだわりの目分量。

煮る。

卵っ!!!割らずにそのまま。蓋をする。

白身だけ固める。

黄身を割ってまた蓋。

黄身は固まっている。トロリと。

一人分生産に劣らず美味い。