ベジーバーガー



世の中の食べ物には2種類ある。肉とそれ以外だ。人間は肉だけでは生きていくことが出来ない可哀想な動物なのは仕方がない。

そのせいでベジーバーガーは肉以外だけで出来ている非常に残念で可愛そうな食べ物だと思われがちかもしれない。そんな事はない、美味しいやつもある。

ベジーバーガーを作ろう。
まずはパティを買ってくるところからだ。

パティの種類

市販のベジーバーガーパティには2種類ある(当社比)。牛肉っぽさを求めたやつと、肉など最初から無かったかのような植物の塊。後者は後者で美味しいと言うのが、この記事のポイント。信じてもらえない事は分かっている。とても残念だ。

まるで肉

肉っぽいやつならこのBOCAというブランド。

4枚入りで$3くらい。安い。肉じゃないんだし当然だが。スーパーの冷凍コーナーの片隅に売っている。

調理はオーブンより、レンチン30秒でひっくり返してもう30秒がよいと思う。どうせ肉じゃないんだし。

肉だと思って食べれば肉。食感はカップヌードーの謎肉。肉かどうかはさておき美味しいと思う。肉でもないのに美味いものがあるとか、それだけでも十分感動できる。

近頃、ビヨンドとかインポシボーだとか、高級な代用肉バーガーが出ているけど、まずBOCA試してからにしたほうがいい。

パンにケチャップ(ブランド気をつけて)とマスタードと挟むだけでもうかなり美味い。肉でもないのに。

ナンベジーバーガー

肉っぽくないベジーバーガー

肉自体の味とか臭いとかが嫌いな人だって居るわけで、肉っぽさがほとんど無いベジーバーガーというのもある。スーパーで売っているやつだとMorning Starなどは私には肉っ気ゼロに思えるけど、肉の臭いとかが嫌いな人には肉っぽさがあるという興味深い世界だ。

私がこういうことを言うと、頭が狂ったかと思われるかもしれないが、心配しないでほしい。きっととっくにそんなものは狂っている。肉っぽくなくても美味いベジーバーガーというのはある。

これはALDIのやつ。非肉系ではもっとも気に入っている。ブラックビーンでチポーレ味。じゃがいもとかも入っていて、結構賑やかな味。

このページのトップ写真のやつがこのパティ。野菜たっぷりにすると、バーガーと言うか手に持てるサラダ。しかし、バーガーを食べる時独特の、かじりついて口の中にブワっと味が広がる、生きているうちで最も幸せな瞬間ランキングに入りそうなアレが味わえる。よく考えよう、肉無しでそれはすごい。

自作

肉っぽくないやつなら、豆などを固めで自作も可能。ハッキリ言おう。時間の無駄。

買ってきたやつでかなり美味しいんだし、材料コストをかけて時間を使い、植物を固めるヒマがあったら肉を焼いたほうがいい。

下のやつ、美味しかったことは確かだが。

インド系なら

ビーガン人口の多いインドからの輸入冷凍食品。
言わなくてもいいと思うけど、カレー味だ。

じゃがいもベースで肉っぽさも当然無いけど、なぜかバーガを食べているような気分に。

さらに攻める

ハンバーガー用のバンに、インドベジーバーガーのパティを乗せ、チーズを乗せ、オーブンで焼いてしまった物にシーザーサラダを刻んだやつを乗せて、チキンティカマサラのソースかけたら、まあまあ美味い気がする。

と思って作ったのが下のやつ。

美味しくないベジーバーガーもいっぱいあると思うので、確実に美味しいと期待できるやつを食べてみるのがよいと思う。